税理士紹介Q&A

扶養家族に寝たきりの老人がいるときの控除額

[平成21年4月1日現在法令等]


 その年の12月31日の現況で引き続き6か月以上にわたり、身体の障害により常に寝たきりの状態で、複雑な介護を必要とする人は特別障害者となります。
このような人を扶養親族又は控除対象配偶者として扶養家族に持つ人が受けることのできる所得控除は以下の二つあります。


(1) 障害者控除
特別障害者に該当する場合、控除できる金額は40万円になります。


(2) 扶養控除又は配偶者控除
一般の扶養控除や配偶者控除の金額は38万円です。
配偶者又は扶養親族が70歳以上のときは、老人控除対象配偶者又は老人扶養親族となり控除の金額は48万円です。
特別障害者が扶養親族である場合は、更に控除額を加算できる場合があります。それは、特別障害者が自己又は自己の配偶者若しくは自己と生計を一にするその他の親族のいずれかと常に同居している場合です。この場合は、同居特別障害者の控除として一人35万円が加算できます。
更に、老人扶養親族が同居老親等の場合は同居老親等の控除として一人10万円加算されます。なお、同居老親等とは納税者又はその配偶者の直系尊属で、納税者又はその配偶者と常に同居している人です。


 したがって、例えば扶養親族に該当する親が70歳以上で納税者と同居している特別障害者の場合には、扶養控除93万円(扶養控除48万円に同居特別障害 者の35万円の加算額、同居老親等の10万円の加算額を足した額)、障害者控除40万円との合計133万円の控除が受けられることになります。
また、70歳以上の同居している特別障害者の配偶者を持つ納税者は、配偶者控除83万円(配偶者控除48万円に同居特別障害者の35万円の加算額を足した額)と、それに障害者控除40万円との合計123万円の控除が受けられます。


(所法2、79、83、84、85、所令10、所基通2-39、措法41の16)